人工呼吸器などの医療器具
医療器具ほど良くわからないものはありません。
よくテレビドラマの手術シーンでは、メス!とかいう台詞がありますが、どんどん執刀医が難しい器具名を連呼していくため、一体いくつあるのかが全くわからなくなってしまいます。
また、ドラマの中でよく見るものと言えば「人工呼吸器」があげられます。
何というか、交通事故にあった直後のシーンや、植物人間になってしまった家族などの紹介シーンで登場する器具ですので、少し悲しい感じがしますね。
そもそも、挿管チューブを器官に挿入して使いますので、どうしても物々しい雰囲気になってしまうのです。
しかし、これでもかなり物々しさは減った方なんです。
一昔前は、もっと大がかりな医療器具が必要で、身体もすっぽりと機械の中に入れる必要がありました。
カタログ
先日、医療器具のカタログを見る機会がありました。
数十ページにも渡るものでしたが、ほとんどが一般には「はさみ」の形をした器具が列挙されておりました。
しかし似ているようで、その名称や利用用途がそれぞれ異なっています。
また、カタログには○○用などと注意書きも書かれています。
お医者さんはこの一つ一つの名称とその用途を完全に頭に入れておかなくてはならないです。
素人にはまず無理かもしれませんね。違いを把握するのはどの職業でも大事なことですからね。
一見、いろんな手術部位で使いまわしが効きそうですが、そんなことはないのです。
野球のミットでも、ポジションごとに違うので、それは当然でしょう。
そしてこの器具が一体いくらくらいするものなのか?普通はわかりません。
しかし、やはり、それなりに高価なものなのです。
人の体の中に入るものだけに、品質は絶対的なことだと思います。
でも、このような器具で自分の体をいじられたくないなあというのが率直な感想です・・・
MRという職業
一時期は、お医者さんとの接待を繰り返して、契約を取ることが認められていましたが、最近ではそれが禁止されて大変な状況になっているようですね。
医療器具というのは、それほど大差がないと言えばないので、結局はそういった物差しで契約が取り交わされるのでしょうね。