医療ドラマによる技術展開の日常化
医学というものは医大に入って、将来医者になる人が身に付ける専門特殊知識だというイメージがあったのですが、最近では巷の医療系ドラマで簡単に専門用語が一般人にも展開されるようになりました。
私が子供の頃には、そのようなドラマは非常に少なかったですが、それでも手塚治さんの「ブラックジャック」のように、医学的な知識を背景にした漫画が大人気でした。
最近では「医龍」や「JIN-仁」に代表される医療ドラマで、素人が見てもドキドキするような医学知識が展開されています。
ひょっとしたら子供達の間で、普通ならばヒーローごっこやおままごとの内容が医療系ドラマの影響で、変わってきてしまうかもしれません。
お医者さん役の子供が「緊急バチスタ手術です!」などというセリフと伴に遊んでいたらちょっと怖いかもしれません・・
しかし、これだけ専門用語的なことが一般人に展開されてくると、逆に本当のお医者さんは業務がやりづらくなってしまう気もします。
ある意味、テレビドラマなどで中途半端な知識を身に付けた患者やその家族が、面倒な話を持ちかけてきた場合には、まず現実的な医療知識から訂正、説明をしてあげないと、誤解を生む可能性もあると思うからです。
展開するなら正しい知識を、受止めるほうも心して受止めることが大切なのかもしれません。
それと、もう一つはインターネットです。
ネットの検索によって、知らない知識や情報が気軽に調べられるようになりましたので、患者さんもセカンドオピニオン、サードオピニオンを得やすくなっています。
ですから医師が適当なことを言っても、鵜呑みにしない人が増えているのでしょうね。
病院や現場においても旧態依然としていては、今後は見放されてしまうかもしれません。
セカンドオピニオンの重要性
この間、水虫が酷くなってしまい、足の先がパンパンに腫れてしまったので皮膚科に行きました。
そこでもらった薬を毎日、塗り続けていたら、塗った範囲の分だけ悪化してしまいました。
「これは何かおかしい」
と思ってネット等で薬の成分を調べたら、どうやら明らかに医者の出した薬が逆効果になっていることがわかりました。
なので、自分で判断して、薬を塗ることを一時中断して、1週間ほど様子を見たのです。
そうしたら見る見るうちに回復していきました。
もし、私が思考停止して、医者の言うことを信じ続けていたら、もっと酷いことにもなっていたかもしれません。
インターネットのおかげで、セカンドオピニオンにまでは自分で簡単に調べることができます。
万が一のことを考えて、この面倒な一手間を今後も心がけよう!ということを学んだ一件でした。