最新の医療技術はすごいですが最終的には。
昔は不治の病とされていた病気も、今の時代では簡単に治療することができるという話はよく聞きます。
医療技術や食物事情など、様々なことが進歩し、そのような結果になっているのだと思います。
もちろん現在においても「癌」など、確信をもって完全に完治させることができないものもあります。
そんな中でもその治療の方法や、早期に発見できる技術などの進歩により、昔に比べて生存率をあげる結果になっていることと思います。
しかしながら医療技術の世界がこのような目覚しい進歩を遂げている中で、それを受けるわれわれの意識はどうでしょうか?
きちんとそれについていっているのでしょうか?
病気が完全に治る、または病気にならないようにするということは、最終的には個人の意識の持ち方によってもかなり変わると思います。
医療技術の進歩と比例して、人間各人が病気に対しての予防意識も高まっているのかと問われれば、決して「はい」とは言えません。
医療技術の進歩を最大限に活かすためには、病気に対する我々個々の意識を高めることが必要だと思うのです。
ゴルゴ13のような客観的な判断
この間、ゴルゴ13のコミックスを読んでいたのですが、やはり最終的には人の判断なのかなと思うことがありました。
ゴルゴが車の事故にあってしまって、腕に破片が刺さり、神経が麻痺をしてしまいました。
もちろん、その破片が刺さった方の腕は動かすことができません。
病院に病室に運ばれたゴルゴは、意識が戻らないふりをして、看護師たちが話す会話を拾って情報収集をしていました。
そこで集めた情報によると、今日いる先生の腕では、手術をしてもらっても十分に回復しない。
休みの先生は名医なので、その人にお願いすれば、もしかしたら元通りになるかもしれないのに。
ということでした。
ゴルゴはさっそく病院を抜け出して、その休みの名医の家に直接押しかけます。
もちろんアポなんかはなく、半ば脅しなのですが、一流同士は、すぐに事情を察しして、話しが進んでいくのが面白いです。
結果、その名医は、見事にゴルゴの腕を治してしまうのです。
普通の人だったら、そのまま病院で手術を受けてしまったことでしょう。
ゴルゴは自ら自分の運命を切り開いたと言っても過言ではありません。
これは誰しもが見習うべき行動だと思います。
また、この話しにはオチがあって、実はゴルゴの次のターゲットは、その名医の恩人だったのです。
腕が治ったゴルゴは、名医に治してもらった腕を使わずに、ターゲットのシュートを成功させるという、筋だけは通していました。
さすが一流の対応だと思います。